【九条の会 東北交流会に行ってきました】

 5月23日、山形市に東北6県各地の9条の会から260名もの人たちが集まり、交流しました。

 はじめに、明日の自由を守る若手弁護士の会の黒澤いつき共同代表が「知っていますか?自民党改憲草案」と題して講演を行いました。「憲法は、国民が国家権力をしばる法なのに、改憲草案は、国民をしばる法で、民主主義を終わらせるもの」と説明してくれました。特に改正98条・99条の「緊急事態条項の創設」が恐ろしく、一緊急事態宣言が出されると、国会の機能が停止され、全権が内閣に集中し、国民は服従義務が課せられてしまいます。自民党は、この条項を一番成立させたがっているのではないか。自然災害で危機感をあおり、この条項を成立させようとしているので注視していかなければならないと感じました。また、改正によく出てくる「公益及び公の秩序」にも注意が必要で、戦争反対とデモをすると、秩序を乱すということで罰せられることにつながってしまう。権力側に「秩序」を使わせてはいけないんだなと思いました。
 その後、東北6県各地の9条の会の活動の交流が行われ、最後にアピールを採択して終わりました。

 また、前日に開かれた「東北六県市長村長九条の会連合」総会で採択された緊急アピールも紹介されました。