【南陽市九条の会 学習会】

 南陽市九条の会は、7月27日(土)南陽市えくぼプラザにおいて、学習会を開催しました。
 「現行憲法自民党草案について」という演題で、弁護士の土田文子氏から講演をしていただきました。
土田氏は、初めに「明日の自由を守る若手弁護士の会」で作成した「王様をしばる法 〜憲法のはじまり〜」という紙芝居を紹介し、憲法とは権力者をしばり、国民を守るためにあるもの、憲法を守らなければならないのは権力者であることを紹介しました。そして、自民党は震災や領土問題を引き合いに出して、人命を守れない、攻めてこられたとき領土を守れないから憲法を変えなければならないと、危機感をあおって変えようとしていること。実際、震災では現在の憲法のもとで十分人命救助を行ってきたし、領土問題では、国際法により解決できることを説明してくれました。最後に、今回自民党が目指しているのは、国防軍を作るとかの問題だけでなく、憲法の本質を変えるもの、「国民主権から、天皇主権に変える革命」であること。時代を明治に戻し、戦争を行い、儲けるのは一部の大企業、多くの国民は戦争に駆り出され犠牲になる。そんな世の中にしようとしている。その実態をパンフレットも作っていますので、活用し多くの人に知らせてほしい、と訴えました。