【ぼくたちに できること】

 3月に入ってからから、4年も、もうすぐ終わりだから「思いで会」をしようと準備を進めてきました。めあては、次の2つ
・クラスみんなで、最後の思い出作りをしよう
・一人一人のこれまでのがんばりを、みんなでほめあい、楽しい時間を過ごそう
実行委員を中心に、お世話になった教室の飾り付けを準備し、それぞれの出し物の準備をしてきました。



しかし、3月11日午後2時46分・・・




想像を絶する被害の大きさ、すぐ近くで、行方不明の方がいまだに何万人もいる、電気も水も食料も乏しい避難生活を強いられている、寒さ・暗さ・飢えとたたかっている人たちがたくさんいる・・・




 子どもたちに、今の状況を話し、「こんな中、思いで会をやっていいのだろうか。卒業を祝う会もなくなりました。」となげかけました。
 ・大変な状況だからやめた方がいい
 ・今苦しんでいる人に悪いから、やめた方がいい
そんな意見が出されました。「でも、そうだろうか?」という意見が出始めました。
 ・ぼくたちも、いつ被害に遭うかわからないから、やっておいたほうがいい。
 ・確かに、大変なんだけど、ぼくたちにできることは何だろう。
 ・私たちの元気を分けてあげること。
 ・応援すること。
 ・ぼくたちが元気にしてそれを分けてあげよう。
 ・「思いで会」をやって、元気をわけてあげよう。
それで、めあてを変えて「思いで会」を行うことになりました。
 1つ目 被害にあった人たちを元気にしよう
 2つ目 クラスみんなで、最後の思い出作りをしよう



 さっそく、行動しました。黒板には、被害にあった県の絵が描かれ、「がんばれ」「ファイト」の文字が書かれました。プログラムにも、「あきらめるな」「がんばれ」の文字が入りました。 










準備したその日、放射能を含んだ雨が降るかもしれないから、一斉下校。
次の日は、計画停電が計画されているから臨時休校。
と、実施できませんでしたが、子どもたちの心に、何か残ってくれたらと思います。