要請行動part2 県教委へ

教職員が子どもたちと向き合う時間や教材研究する時間の確保を!!
9月19日、全山形教職員組合は、山大職組、私教連、県教組山形地区支部で作る教組共闘で、要請行動part2、県教委に対して行いました。

 8月28日、全国学力テストの結果を受け、マスコミは次のように報道しました。
「県義務教育課長は、『今年度は全国平均との差はこれまでにないほど拡大し、県教育委員会としては大変深刻で、危機的な状況であると受け止めている。』と話した。…今回の結果を受けて今後も積極的な公表を続け、授業改善につなげたいとしている。」

 これまで県教委は、結果の公表について「序列化や過度な競争につながらないように」と、十分配慮をしてきました。しかし昨年度、全国平均より3ポイント以上高かった12市町村名を公表してしまい、学力テスト重視へと方針を転換してしまいました。
 そして、今年度「積極的な公表を続け、授業改善につなげたい」とさらなる序列化や過度な競争につながる方針で進めようとしています。

 学力テストの結果を公表し、学校現場を脅すようにして授業改善を進めさせようとするのは、現場で一生懸命がんばっている教職員を全く信用していない証拠です。怒りをこめて、次のことを要請してきました。

☆すべての子どもに確かな学力を育てる方法として、「全国学力・学習状況調査」の結果公表や県独自の学力テストなどにたよるのではなく、さんさんプランを堅持し、さらに多人数単学級を解消するなどの充実を図るとともに、教職員が子どもたちと向き合う時間や教材研究する時間などのゆとりを作り出し、その能力が十分発揮できるようにする方向に転換すること。

☆教職員が、授業準備や教材研究に充てる時間を確保し、安心して教育活動に打ち込める体制づくりを実現するために、各種調査の精選、研修の削減や報告書の簡素化など、業務削減・見直しを具体的に行うこと。