【核兵器全面禁止のアピール】


 山形県原水協は、3月6日総会を開き、2010年度経過および会計決算報告、2011年度活動方針、予算、役員を決定しました。

情勢

 これまでの運動の継続と積み上げが、「ニューヨーク行動」に結集し、2010年NPT会議での前進をもたらし、貴重な到達点を築きました。
 2010年NPT後も、「核兵器のない世界」実現にむけた取り組みが継続し、広がりをみせています。
 マレーシアなどの「核兵器廃絶に至る交渉開始」提案に、核保有国の中国、NPT未加盟のインド、パキスタン、脱退表明の北朝鮮、疑惑国のイランがこぞって賛成票を投じました。核保有4カ国が、「核抑止力」固執を払しょくし、「核兵器のない世界」に舵をきる情勢をつくりあげれば、すぐにでも実現できる情勢まできています。
 根強い「核抑止力」論固執を払しょくさせるには、これまで以上の核兵器廃絶の声と行動の広がりが求められています。その達成のための運動の要となるのが2月15日被爆地広島・長崎・そして東京から発信された新署名「核兵器全面禁止のアピール署名」運動です。
 新署名運動は、国内はもとより、世界の「市民社会」からの意見を反映させながら作成したもので、国連をはじめ、世界で市民権を得た私たちがイニシアチブを発揮し、核廃絶運動を力強く、広く、大きく前進させていきましょう。
 

取り組み

 ・核兵器全面禁止アピール署名に、2015年NPTを目途に4万筆以上を目標に取り組む
 ・2011原水爆禁止世界大会(8月7〜9日 長崎主会場)に、より多くの代表を派遣する
 ・国民平和大行進:庄内(6月16日〜20日) 内陸(18日〜25日)を規模拡大して取り組む
 ・県内に居住する被爆者の援護・連帯を強めていく

国民平和行進

 ・5月8日 「核兵器の禁止を 大震災の被害者支援 自然エネルギーへの転換を」を掲げ、北海道礼文島を出発
 ・8月3日から9日まで広島長崎で開催される、「被爆66周年 原水爆禁止世界大会」をめざします。
 ・山形県には6月16日(日本海コース) 6月18日(内陸コース)の2コースに分かれて入ってきます。
 ・南陽市高畠町には、6月22日(水) 川西町には6月23日(木)到着予定です。
 ・両日とも、集会・デモ行進の予定です。