長時間労働の是正を 教員増求め署名活動 小学校3割・中学校6割以上の教員が月80時間超の時間外勤務 山形市

 全国的に問題となっている公立学校の教員の長時間労働を是正しようと、山形市で教職員組合が教員の増員を求める署名を募った。

 公立の小・中・高校の教員数を増やし、長時間労働を是正しようと、JR山形駅前で教職員組合員などが署名を募った。

 文部科学省の調査によると、小学校の教員の3割、中学校の教員の6割以上が過労死ラインとされる1カ月の時間外勤務、平均80時間を超えて働いている。

 これは教員定数が変わらないまま小学校で英語が導入されるなど、授業の多様化で教員の負担が増加しているためで、生徒と向き合う時間が取れない状況になっているという。

(全山形教職員組合・堀野広一事務局長)
「先生を1人でも多く増やし、学校の現場の先生方がゆとりを持って子どもたちひとりひとりを大事にする教育が出来るようにしたい」

集まった署名は県議会に提出される予定。

2020年2月16日 さくらんぼテレビで紹介されました。